ーーファッションの世界で第一線を走ってきた内海さんですが、バイオリズムを始めたきっかけは何だったのですか。  

担当するブランドのショップマネジメントに、元々好きだった占いを取り入れたことがきっかけでした。メンバーには、「Aさんにはカリスマ性があるんだよ。そのカリスマ性をお仕事で発揮したらあなたも幸せだし周りも幸せ！」「Bさん、あなたには天才的な気付きがあるんだよ。その気付きをチームに活かしてみない？」と声がけをしたり、マネージャーには、「AさんもBさんもこんなに良いところがあるから、あなたもここを伸ばすようなチーム運営に変えていかない？」と伝えたりしました。これまで学んできた心理学やコーチングも取り入れながら、新たなマネジメントを始めた結果、なんと前年に比べて売り上げが180%になったんです。何よりも、彼女たちの目の色が変わり、キラキラし始めていく姿を見れたのがたまらなく嬉しかったです。統計学が持つ本人が気付いていない才能や、内側にある光を外側に出す力を見せられ、本格的に統計学を学びたいと思い、最終的には陰陽師の末裔の弟子にまでなりました。 

ーー現在はファッションとバイオリズムを掛け合わせたレッスンを行なっていると思いますが、外見と内面を組み合わせている理由は何ですか。 

外見は一番外側にある内面なので、外見と内面の両方を同時に変えていくと変化が加速していくということを実感しているからです。外見を変えることで自信にも繋がっていきますし、所作すらも変わっていきます。思い込みや思い癖から解放されてた時の輝きは半端ではありません。思い込みや思い癖の殻にヒビを入れて、「あなたの中に存在するヒーロー」に出会ってもらうことが私の仕事だと思っています。 

また、私自身、これまでの人生を直感を元に切り開いてきたと感じています。「組織に属そう！」「学生に仕事の素晴らしさを伝えたい！」「組織を卒業しよう！」そんなあらゆる直感によって今の自分が導かれてきました。いかに自分の直感を信じられるか、それこそが私の人生のテーマだと感じています。

ーー直感を磨くことはできるのですか。

可能だと思います。「こんな直感が降りてきた！」「こんな偶然が起こった！」というエピソードをこれまでもたくさん聞いてきました。本来の自分に気付いていない人は直感にも気付きづらいという特徴がありますが、自分を知ることでだんだんと霧が晴れていき、本当にやりたいことに出会ったり、願いを叶えたりすることができるようになっていくと感じます。 

ちなみに、このような話をしていると、「引き寄せとは違うのですか？」と聞かれることもあります。実は私、「引き寄せ」という言葉はキラキラし過ぎていてちょっと苦手なんです。イメージさえしていれば叶うというものではなく、そこに行動が伴わないとなかなか結果に結びつかないと思っています。本来の自分に気付き、理想の自分をイメージし、行動に移して、花を咲かせていく。この手助けをこれからも続けていきたいです。